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0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

『シャークネード・カテゴリー2』




アンソニー・C・フェランテ『シャークネード・カテゴリー2』、

前作で、ロサンゼルスをシャークネードから救った英雄フィン・シェパード=アイアン・ジーリングは、家族との関係を修復し、故郷のニューヨークへ帰ろうとする。

だが、いきなり竜巻が再びサメを巻き上げ、フィンが乗っている飛行機を襲う。

サメが激突し、ぶち壊れた飛行機を、フィンはなんとか着陸させるが、寒波とサメを巻き込んだ大竜巻がニューヨークに迫る。

L.A.で会得した竜巻対策のノウハウを駆使し、フィンはシャークネードとまた戦うことになる。




アサイラムのB級ヒーロー、フィン・シェパードが主役の、天災パニックと鮫パニックものを合体させたシャークネードシリーズの2作目。

「ダイ・ハード」シリーズのヒーロー、ジョン・マクレーン(ブルース・ウィルス)並みかそれ以上に勇敢なヒーローを、「ダイ・ハード」シリーズより遥かに低予算な鮫パニックTV映画でアイアン・ジーリングが熱演している。

しかしまあ、アサイラムのようなB級、C級パニック映画の世界にフィン・シェパードのようなB級ヒーローのシリーズが存在することはいい事である。

アイアン・ジーリングは、あんまりスター性を感じさせない地味な男だが、お話が佳境に入ると、それなりにアメリカン・ヒーローに見えてこなくもないから中々愉しい。

お話にダレがなく、バカバカしい鮫竜巻というか鮫台風が襲いかかってくる様がかなりテンポよく描かれていて、展開もわりと面白い。

フィンを挟んでの三角関係が、シャークネードとの対決の合間に緩衝材的に描かれ、それが展開にアクセントを付け、多少の人物描写になっている描き方もわりと上手い。

迫力は大してないが、それでも低予算パニックものとしてはまあまあ頑張ってる方だろう。

バカバカしさとコミカルさを最後まで随所に入れながら、かなりのテンポの良さで中々飽きさせずに見せる、わりと佳作だと思う一篇。 2018/07/31(火) 00:05:00 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)
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