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0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

追悼 高島忠夫




高島忠夫さんが亡くなった。

TVでは、「ゴールデン洋画劇場」や「クイズドレミファドン」他のMCの印象の方が強いが、言わずと知れた高度成長時代の日本映画を支えた名優だった。

まずは、新東宝時代の、近江俊郎の演出がユルイ上に、高島さんが妙に地味だが、それがまたよかった「坊ちゃん」シリーズが好きだった。

また、タイトルまんまの軽い夫婦喜劇「日米花嫁花婿入替取替合戦」、鬼嫁と草食系夫のスラップスティック喜劇「ドライ夫人と亭主関白」、野球の話に新東宝らしく怪談から何から盛り沢山に詰め込んだ「高島忠夫の野球狂時代」他なども楽しかった。

「貞操の嵐」は、シリアスなメロドラマだが、ここでもボンボンキャラを演じていた。

その後の、新聞記者を演じた諷刺喜劇「恐妻党総裁に栄光あれ」や、「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」「フランケンシュタイン対地底怪獣」「キングコング対ゴジラ」「海底軍艦」などの東宝特撮、実に楽しいミュージカル風喜劇「君も出世ができる」、川島雄三のコンゲーム喜劇「イチかバチか」や、陸軍に行く落語家を演じた戦争喜劇映画「陸軍落語兵」他などなどでの好演もかなり印象深いが、やはり喜劇を演じることのうまさや、その個性が思い出深い。

昭和を代表する名優が、また一人いなくなった。

高島忠夫さん、ご冥福をお祈り致します。 2019/06/29(土) 00:06:08 R・I・P トラックバック:0 コメント(-)
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